2023-01-13 @すみだトリフォニーホール
高関健:指揮
新日本フィルハーモニー交響楽団
ネルソン・ゲルナー:ピアノ*
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op. 83*
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 op. 90
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ブラームス:6つの小品 Op18-2 から間奏曲イ長調
学究の徒、高関センセ。外連なし、遊びなしの正統派真っ向勝負。
独逸音楽の粋、ブラームスを2曲という豪華版。
ピアノのネルソン・ゲルナーて人は17年に熱狂の日で聴いて以来だったが、高関氏と息が合って、本当に久しぶりに美しいピアノ協奏曲第2番。
ピアノの音がとても良い。
高域はカーンと抜け。コロコロと輝く。低域は銅線巻きの太い弦が震えている感じが伝わってくる。ピアノとは本来こういう音なのだ(なのに、三鳥のおもちゃのピアノのような悲しい響に、演奏家や関係者は気づいていないのだろうか。)。
交響曲3番も、はい、これがブラームスです!という心地良さ。
臍曲がり気味の僕も、とても素直にこの世界に浸りきった。
オケは弦14型で、昨日のガサツな16型とは比べ物にならない透明感。管弦楽とはこうでなくちゃ。
また、ゲルナーのアンコールが気が利いている。
ブラームスの間奏曲イ長調で、これはグレン・グールドのアルバムに名演(と思う)が収められていて大好物の一つ!
♪2023-006/♪すみだトリフォニーホール-01