2023-01-14 @NHKホール
NHK交響楽団
ハオチェン・チャン:ピアノ*
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op. 83
ベートーべン:交響曲第4番変ロ長調 作品60
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ブラームス:3つの間奏曲 Op117から第1番変ホ長調
昨日、新日フィルで聴いたばかりのブラームス:ピアノ協奏曲第2番を、今日はソヒエフ指揮+ハオ・チャン:ピアノ+N響で。
昨日も素晴らしかったが、今日も大満足。
どっちがどうとも言えない。
今日の方が元気があったか。
でも、昨日は渋かったし。
管は昨日に軍配かな。
弦の一体感はN響が優ったかも。
みんなちがって、みんないい(みすず)
…ということにしよう。
ハオチェン・のアンコールが昨日のネルソン・ゲルナーとニアミスで、同じくブラームスの間奏曲(Op117から1番)だった。
これも個人的には大好きで、Gグールドで聴き倒した⁉︎時期があったので、最初の2音でもう分かったよ。
気が利いた選曲だ。嬉しいね。
ベートーベン交響曲第4番。
プログラムの解説に思わせぶりなことが書いてあって、へえ、そういう見方もあるのか、と注意して聴いたが、確かに冒頭序奏部に仕掛けがあるとも言える。
これまで、どちらかと言えば軽い、陽気な受取りをしていたが勉強になった。
さて、今日(と明日)はマロさん最後のコンマスだったが、名曲・名演で有終の美を飾った。
ところで、ソヒエフは2016年にN響横浜定期で聴いて以来だった。その時は全ロシアものだったが、今月のN響A・Bにはロシアが含まれない。あれれ、気を遣っているのか?と思ったが、Cはロシアものだけのプロだ。それでいいんだ。得意なのをやってくれ!
ウクライナ侵攻以来翻弄された挙句いくつかの要職を擲った際のソヒエフの辞任の弁を読んだ時に、日本は待っているよ、N響が出番を用意するはずだよと心の中で語りかけた。
前季は結局来日できなくなったが、今季も来季も1月はソヒエフの月だ。
プーチンのロシアは問題外だが、文学・音楽・バレエなどロシアの賜物をないものにはできないだろう。
とまれ、ソヒエフが戻ったことを大歓迎する。