2022年11月20日日曜日

新日本フィル:沖澤のどかのブラームス

2022-11-20 @みなとみらいホール



沖澤のどか:指揮
新日本フィルハーモニー交響楽団
大西宇宙:バリトン*

モーツァルト:フリーメイソンのための葬送音楽 K. 477
マーラー:亡き子をしのぶ歌*
ブラームス:交響曲第4番ホ短調 op. 98


一昨日のすみだトリフォニーでの定期とそっくり同じプログラムをみなとみらいホールで聴く。

すみだトリフォニーも響の良いホールだが、暗色中心のデザインが、音を曖昧にするのだろうか?


みみHの明るさと比較するとホールの明るさも聴き心地に影響するなと思ったよ。

すみだトリフォニーは、1階の傾斜が小さいので前の席が邪魔して舞台の見通しが悪い。そんな事情も響に影響しているような気もする。

これらは気分の問題だが、もっと確実な違いがあるのだろう。
設計や材料など、何が音の違いに表れているのか分からないが、確実に違う。

その違いを映像で言えば、画素数の違いかな。
2Kと4Kの画像のように遠くで見ればほぼ区別はつかなくとも近くで見れば鮮明さがはっきりする。

音も同様で、遠くで聴けばホールの違いによる響の違いをあまり感ずることはないと思うが、ある程度音源に近づくと違いが明らかになる。近づき過ぎても分からないだろう。

この違いが分かるエリアこそ「いつも聴きたい最良席」だ。

すみだトリフォニーでも素晴らしかった弦の響は、今日はもっと繊細で明瞭だった。
大西宇宙の歌唱も生々しく、言葉の末尾の息も聴き取れた。

アンサンブルも3日目で益々磨きがかかっていたと思う。

それにしても沖澤のどか。要注目!

♪2022-174/♪みなとみらいホール-06