2022-11-25 @新国立劇場
『春の祭典』
米沢唯、福岡雄大
ピアノ演奏:後藤泉、松木詩奈
『半獣神の午後』
奥村康祐、中島瑞生、福田圭吾、宇賀大将、小野寺 雄、福田紘也
石山蓮、太田寛仁、小川尚宏、上中佑樹、菊岡優舞、樋口響、
山田悠貴、渡邊拓朗、渡部義紀
『半獣神の午後』(新国立劇場バレエ団委嘱・初演)
【演出・振付】平山素子
【音楽】クロード・ドビュッシー、笠松泰洋
【照明デザイン】森規幸
『春の祭典』
【演出・振付・美術原案】平山素子
【共同振付】柳本雅寛
【音楽】イーゴリ・ストラヴィンスキー
【照明デザイン】小笠原純
【美術作品協力】渡辺晃一(作品《On An Earth》より)
約1時間20分
第1部『半獣神の午後』20分
休憩20分
第2部『春の祭典』 40分
新国立劇場《バレエ》団による《ダンス》公演。
ではバレエとダンスは何が違うのか?
劇場のスタッフ数人に尋ねてみたが誰も明快な回答ができなかった。どうやら灯台下暗しの難問らしい。バレエ公演とダンス公演と区別して開催している以上、違いがあるはずだけど。
中劇場だったが、ピットが覆われて舞台に。
1階最前列の床と舞台に段差がなく、すぐ客席から舞台が広がっている。中劇場といえど非常に奥行きのある広い舞台だ。
前から3列目だったので、オペラパレスでは見えないダンサーの筋肉の付き具合まで見えて、生々しい迫力だ。
前半はドビュッシーの牧神の午後への前奏曲+パンの笛+オリジナル音楽を肉体で表現する男性15人によるダンス。
初日だったせいか、アンサンブルの悪いところがあった。
それにこの音楽で男性のみとはしっくりこない。
本公演が初演だったそうだが、再演の価値があるかな。
後半は「春の祭典」。こちらは、男女1組なので2人の呼吸が問題なのだろうが、素人目には安定感があった。
ただ、広い舞台に踊手2人では、ダンス自体の変化に乏しく、これで40分間はダンサーにもキツイし観客にもキツイなあ、というのが正直な感想。
生ピアノ2台の音楽はとても良かったけど。
♪2022-178/♪新国立劇場-13