2022-11-26 @みなとみらいホール
角田鋼亮:指揮
日本フィルハーモニー交響楽団
児童合唱:シンフォニーヒルズ少年少女合唱団
チャイコフスキー:バレエ音楽《くるみ割り人形》
序曲
●第1幕
第1曲 情景【クリスマスツリー】
第2曲 行進曲
第3曲 子供たちの小ギャロップと両親の登場
第4曲 踊りの情景【ドロッセルマイヤーの贈り物】
第5曲 情景と祖父の踊り
第6曲 情景【招待客の帰宅、そして夜】
第7曲 情景【くるみ割り人形とねずみの王様の戦い】
第8曲 情景【松林の踊り】
第9曲 雪片のワルツ
●第2幕
第10曲 情景 【お菓子の国の魔法の城】
第11曲 情景 【クララと王子の登場】
第12曲 ディヴェルティスマン[登場人物たちの踊り]
チョコレート【スペインの踊り】
コーヒー 【アラビアの踊り】
お茶 【中国の踊り】
トレパック 【ロシアの踊り】
葦笛 【フランスの踊り】
ジゴーニュ小母さんと道化たち
第13曲 花のワルツ
第14曲 パ・ド・ドゥ【金平糖の精と王子のパ・ド・ドゥ】
アダージョ
ヴァリアシオンⅠ[タランテラ]
ヴァリアシオンⅡ金平糖の精の踊り
コーダ
第15曲 終幕のワルツとアポテオーズ
ラザレフは今回も欠席で悲しや(ピンチヒッターは角田鋼亮)。
バレエ音楽「くるみ割り人形」全曲。
全曲版も過去何度も聴いているけど、圧倒的に組曲版が多い。
因みに、チャイコの3大バレエ中、本人編の組曲は「くるみ割り人形」だけだそうだ。
この組曲は全曲完成後に編まれたものではなく、先に組曲が完成し発表されたという。なのにどうして第2幕の音楽が偏重されているのだろう?
お陰で全曲版を聴くときに、序曲のほか第1幕で馴染みがあるのは行進曲・雪片のワルツくらいだ。
とはいえ、1幕最後を締める雪片のワルツは児童合唱(23人)のボカリーズが美しい!全員マスクをしていたが、母音唱法なので音楽の面では気にはならなかった(見かけは悪いし意味がないマスクをさせられて気の毒だよ。)。
演奏は、1幕に関しては、みなとみらいホールに戻ったのに、イマイチの感じだったが、それは怒涛の名曲揃いの2幕への腕鳴らしだったか!
2幕に入ると、次々と繰り出される耳タコの心地よい音楽を堪能した。音楽に酔いながら、せめて、パ・ド・ドゥではダンサーを登場させられなかった、と切に思ったが、まあ、狭いよなあ。県民ホールならできたと思うけど。
ま、今年も新国立劇場の「くるみ割り人形」は既に良席GET済みだ。いよいよ楽しみ。