2017年12月25日月曜日

都響スペシャル「第九」演奏会

2017-12-25 @東京文化会館


大野和士:指揮
東京都交響楽団
合唱:二期会合唱団

ソプラノ:林正子
メゾソプラノ:脇園彩
テノール:西村悟
バリトン:大沼徹

ベートーベン:交響曲第9番ニ短調 作品125「合唱付き」

文化会館の大舞台に並んだ大編成のオケが気分を高揚させる。
1階席から見ているので弦が重なり合って正確に数えることはできないが、所謂16型ではなかったか。
Vn1⇒16
Vn2⇒14
Vl⇒10
Vc⇒10
Cb⇒8
だったように思う。

今日までに聴いた年末の「第九」の5つのオケの編成を比べるのは数えられないから無理で、正確なのはコントラバスCbの本数だけだ。これはどこに座っても数えられるから。
で、Cbの8本とその日の情景を思い出して、大編成だったのは、東響と日フィル、そして今日の都響だ。
特に、文化会館の舞台が大きい(と思う)のでオケの編成も一層大きく見えたのかもしれない。

合唱団は二期会で、これは80人程度。
読響のときは新国立合唱団で60人程度だった。
どうやら、プロは精鋭を揃え、アマチュアは数で勝負といったところか。今回の二期会も少数ながら力は十分だった。

好漢大野の指揮は(全曲69分だったが)全体にゆったりして堂々の本格派。オケも毎年この時期に何度も「第九」を演奏するせいで、アンサンブルも板についている感じだ。
堂々として迫力十分。最近都響に感じていた欲求不満をきれいに払拭してくれた。

独唱陣は第2楽章が終曲して入場した。
であるならば、第3楽章の終わりから終楽章へは間髪入れずなだれ込むことができたのに、大野は一旦タクトをおろした。大して長い時間ではないので、格別不自然でもないが、欲を言えば3-4楽章は一息で聴きたかった

♪2017-211/♪東京文化会館-16