2016-07-02 @みなとみらいホール
アレクサンドル・ラザレフ:首席指揮者
辻本玲:チェロ[日フィル・ソロ・チェロ]*
日本フィルハーモニー交響楽団
ドボルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 作品104*
ドボルザーク:交響曲第8番 ト長調 作品88
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アンコール
パブロ・カザルス編:鳥の歌*
ドボルザーク:スラブ舞曲作品72 第2番マズルカ
今日は今季の最終回。ラザレフにとっては首席指揮者として最後の横浜定期だ(次季からは桂冠指揮者兼芸術顧問)。
全ドボルザークプログラム。
独奏チェロの辻本玲は2015年6月から日フィルのソロ・チェロ。
これまでにも定期演奏会で聴いていたのだろうがソロは初めて。
まだ30歳代前半らしい。
楽器はNPO邦人から貸与されたストラディバリウス。
というせいでか、確かにチェロの音はきれいだ。これまで聴いたソロ・チェロの音の中でもベスト5には入りそう。
しかし、あまりにきれいな音で、欲を言えば野性味が欲しかったな。
しかし、今日の日フィルは我が耳を疑う見事なアンサンブルだった。仲間のソロを盛り上げようという気合が入っていたのか、今季最後で爆発したのか、協奏曲のみならず交響曲第8番も文句のつけようのない出来で今季の、そして首席指揮者ラザレフの有終の美を飾った。
これまで聴いた日フィルの演奏の中でベストかもしれないな。
♪2016-091/♪みなとみらいホール-23