2016-07-31 @ミューザ川崎シンフォニーホール
小泉和裕:指揮
東京都交響楽団
ベートーベン:交響曲第2番
ブラームス:交響曲第2番
小泉+都響によるドイツ音楽の真髄2曲。
ベートーベンもブラームスもいずれも交響曲第2番ニ長調だ。
この調性は弦楽器の開放弦を活かしやすい為、弦が明るく重厚に響くとされる。まあ、僕の耳では調性の違いによる弦の響の違いを聴き分けることはできないのだけど、そう言われればそんな気もしてくる。
確かに、下手な昔チェロを弾いていた経験からは、まず、弾きやすい調性だ。ニ長調の属音G・主音D・下属音Aがバイオリンでもチェロでも開放弦に当たるため(開放弦を弾かなくとも)共鳴が得られやすく、その分響は豊かになるという次第だ。
ベートーベンの第2番はめったに演奏されない曲なのでナマで聴くことができて良かった。
しかし、ブラームスの方は、今年に入ってこれでもう6回目だ。
どこのオケも第2番ばかり取り上げるのはなぜだろう?
もちろん好きな曲だし、田園風で心地よいけど、1、3、4番も聴きたいものだ。
♪2016-108/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-19