2022-11-30 @みなとみらいホール
堤剛:チェロ
萩原麻未:ピアノ
ベートーベン:チェロ・ソナタ第4番ハ長調 op.102-1
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
R.シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調 op.6
---------アンコール----------
ラヴェル:ハバネラ
80歳の堤剛に期待はできないが萩原ちゃんのファンなので楽しみだった。
彼女を初めて聴いた時のアンコールが史上最速の子犬のワルツで強烈な印象を残した。アンコールだからお遊びもあったのだろうけど。以来好印象は裏切られない。
今日は、なんとチェロ・ソナタばかり4曲というプログラム!
1曲位ピアノ・ソナタを入れてくれたらいいのに。若手に機会を与え才能を伸ばすのも年寄りの仕事だろうが…と思っていたが、聴き始めるとRシュトラウスは馴染みが少ないが他は好物ばかりで面白い。年齢から4曲は無理じゃないかと危惧していたがこれも全く杞憂だった。
堤剛を最後に聴いたのが、やはりみなとみらいホールで13年半も昔の事。その時、良い印象を持たなかったので、その後は格別聴こうともせず、オケ定期に彼は出てこないから結果的に随分久しぶりとなった。
昔に比べると全体的に音が柔らかく、荻原ちゃんのffに埋もれるような場面もあったが、枯れた良い味だ。
ついでに思い出したのが、ロストロポーヴィチ75歳の時の「最後のドン・キホーテ」。録画を観始めたら面白くて、ついに長い夜になった。
♪2022-181/♪みなとみらいホール-04