2022-09-21 @サントリーホール
ファビオ・ルイージ:指揮
NHK交響楽団
ジェームズ・エーネス:バイオリン*
ベートーベン:バイオリン協奏曲ニ長調 作品61
ブラームス:交響曲第2番ニ長調 作品73
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J.S.バッハ:無伴奏バイオリン・ソナタ第3番第3楽章 Largo*
前半、ジェームズ・エーネスの独奏でベートーベン:バイオリン協奏曲。弦編成は14型。
エーネスは放送で何度も聴いているが初生は偉く印象が違った。
もっと派手な演奏をするのかと思っていたけど、工場の3S(整理・整頓・清潔)だ。
アンコールで披露した穏やかなバッハ無伴奏ソナタLargoを聴いて、なるほどと思った。
後半、16型に拡大してブラームス交響曲第2番。
意図したかどうかニ長調繋がりだ。
実際、ここを緊張感を漂わせながら心地よくこの長大曲に引き摺り込んでくれる演奏は少ない。
4曲中、最も出だしの難しい曲だと思う。
ま、今日の僕は、そこで躓いた。
それに今日のサントリーは(も)響きがイマイチ。
管楽器に明瞭さが不足する一方、高域弦は喧しい程キンキン鳴る。
ルイージのブラームスを生で聴くのは初めてで、楽しみにしていたが、最後までシンクロできなかったから今回は勝負なし。
でも、過去に何度も好感している(先日のヴェル・レクも!)ので、これからの名演に期待しよう!
♪2022-134/♪サントリーホール-09