2022年9月28日水曜日

読響第6回川崎マチネーシリーズ

2022-09-28 @ミューザ川崎シンフォニーホール


鈴木優人:指揮
読売日本交響楽団
アレクサンドラ・ドヴガン:ピアノ

J.S.バッハ(ウェーベルン編):6声のリチェルカーレ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番*
ベートーベン:交響曲第5番「運命」
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ラフマニノフ:前奏曲 Op.32-12


J.S.バッハの「音楽の捧げもの」と「フーガの技法」を繰り返し聴いていた時期があって、今日は、そのうち前者から「6声のリチェルカーレ」をやるというのが、楽しみと不安のないまぜ。

蓋を開けたら、案の定、主旋律を管楽器でズタズタにしたウェーベルンの編曲はガッカリ。これは自分の楽しみのために編曲したのではないか。
いっそ鈴木優人が編曲して弦楽合奏でやれば良かった。弦は10型。サイズ良しと思うが。

モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番を初来日のアレクサンドラ・ドウガンが弾いた。えらく若いなと思って後でプログラムを読んだら15歳だという!どうりで”童顔”。
弦10型のまま、というのは潔し。

一昨日のリリスでの阪田くんのピアノと比べるとドウガンが弾くのはまるでフォルテピアノの如し。
ま、それが小編成のオケとは良いバランスで、この時代の音楽はこんな風に聴こえたのかもしれないと思いつつ、穏やかな時間を過ごした。

アンコールのラフマが当然ながら弾き方も含めモダンな音楽になっていて対比ヨシ。

「運命」は弦12型。前回、一昨年11月の鈴木優人+読響は10型だったからこれでも大きくなった。都響なんか16型でやるものなあ。

今日の3曲全体共通して、演奏は、コテコテしないで、あっさり爽快で、この時代の音楽だから当然とはいえ、僕は好みだな。

♪2022-082/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-20