2022-09-25 @ミューザ川崎シンフォニーホール
原田慶太楼:指揮
東京交響楽団
宮田大:チェロ*
吉松隆:チカプ op. 14a(管弦楽版)
吉松隆:チェロ協奏曲「ケンタウルス・ユニット」 op. 91*
吉松隆:カムイチカプ交響曲(交響曲第1番)op. 40
全曲吉松隆作品。それもチェロ協奏曲や交響曲といった大作を含んでいる。
この人の作品名には鳥や星を含むものが多いが、今回の”チカプ”もアイヌ語で”鳥”の事らしい。”ケンタウルス”は勿論星座。
全部初聴きだったが、「現代音楽撲滅」を主唱?する人だけあって耳に馴染みやすい。
宮田大が独奏を受け持ったチェロ協奏曲が一番面白かった。
何しろ本気の協奏曲で、演奏時間33分。
ありとあらゆるテクニックを駆使した難曲のようだったが、終楽章は何故か服部隆之「真田丸」を彷彿とさせた。
オケも快調でVc独奏に管弦打各部門の掛け合いを含め、協奏の面白さを味わった。
後半が交響曲第1番。
という訳だが、既に2曲聴いて感じが似ているので、この45分はツラい。途中(3楽章)に少し賑やかな部分はあるが、全体として眠りを誘うような曲調が続いて危なかった!
しかし、ここでも東響の演奏は、全く破綻を感じさせなかった。
さて、原田氏の指揮を聴くのは7回目だが、いまだ王道のドイツ(語圏)音楽を聴かず!
♪2022-136/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-37