2022-05-30 @東京文化会館
アンドリュー・リットン:指揮
東京都交響楽団
金川真弓:バイオリン*
シンディ・マクティー:タイムピース(2000)
バーンスタイン:セレナード(プラトン『饗宴』による)*
コープランド:交響曲第3番
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J.S.バッハ:無伴奏バイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005から 第4楽章 アレグロ・アッサイ*
僕にとっては珍しいコンサートだった。
🐝3曲とも初聴き。
🐝都響にしては信じられないほどの上出来。
🐝金川真弓にまたしてもやられたっ!
米国人指揮者Aリットンによる全曲米国現代作品。
3曲すべてがバーンスタインのシンフォニックダンスに類似しているような気がした。リズムのおもしろさ、映画音楽のような親しみやすさ。
コープランドの交響曲第3番も、エキゾチックでミクロス・ローザの映画音楽を思い起こさせる。
演奏に関しては少し残念な部分もあったが、これはいつもの高域弦の出来の悪さ。これを除くと100点あげたい。
1、3曲目が弦16型の特大編成。その良さを十分発揮。
しかし1番素晴らしかったのは金川真弓を迎えた2曲目。
弦5部は14型。ここにHarp1と打鍵11種を7人の奏者でという編成。
つまり管楽器は1本たりとも入っていない。
これが終始独奏バイオリンを引き立てて心地良い。
金川真弓には、過去3回、信じられないほどの幸福感を味わったので、まさか、そう何度もこういう思いができる訳あるまい。今日は多分少し残念に終わるのでは、と覚悟していたが、どっこい!
これはどうしてだろう?
明日もサントリーホールで同一プロ。奇跡は続くのか?
♪2022-079/♪東京文化会館-10