2021年10月30日土曜日

東京都交響楽団 プロムナードコンサート No.393

2021-10-30 @サントリーホール



小泉和裕:指揮
東京都交響楽団
佐藤晴真:チェロ*


ドボルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 op.104*
ドボルザーク:交響曲第8番 ト長調 op.88


ドボルザーク2本立て。

運が悪いことに、
チェロ協奏曲は2週間前に宮田大+ラザレフ+読響で、
交響曲第8番は8日前にブロムシュテット+N響で聴いた。

他のオケと比べながら聴くのは鑑賞の楽しみを狭くする。

それぞれの良いところを見つける楽しみを会得したい!

等と殊勝な心構えで…初めは…いたけれど、そうもいかんのである。


佐藤晴真くんのチェロの鳴りが悪かったのは楽器とホールの相性の問題か?それもあるかもだが、主にサントリーホールの床に問題があるのではないかと、素人のくせに大胆な仮説を立てている。というのもこのホールではピアノでも響きが鈍重だからだ。

(でも、不思議なことに同じ都響@サントリーでの金川真弓のバイオリンは良く鳴っていた。尤も、彼女のバイオリンは都響@文化会館でも良い音を響かせていたので、『名曲探偵』の推理は行き詰まる。)


都響は、大抵いつも編成が大きい。

協奏曲を弦16型で演奏するのは都響だけ?

独奏楽器が埋もれがちになるのは確かだ。采配が難しい。


その大きな編成が交響曲8番では奏功した。
低弦の重厚感は音の良さも相まって素晴らしい迫力。

細かいところで、ピッタリ感不足だが、8日前にN響を聴いていなければ、確実に「都響の特大管弦楽を楽しんだ」等と書いたろう。


小泉師の指揮ぶりは好きだ。
全く外連味がない。正統の安心感。


♪2021-121/♪サントリーホール-16