2021-10-22 @ミューザ川崎シンフォニーホール
小林研一郎:指揮
読売日本交響楽団
服部百音:バイオリン*
読売日本交響楽団
服部百音:バイオリン*
チャイコフスキー:バイオリン協奏曲ニ長調 作品35*
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 作品64
----アンコール-------------
クライスラー:レシタティーヴォとスケルツォ*
チャイコ5番終楽章最後の90秒!
チャイコ5番終楽章最後の90秒!
服部百音のバイオリンは十分良かった?のだけど、如何せん、月初に聴いた辻彩奈+都響のメンデルスゾーン@アプリコがずば抜けて素晴らしい演奏で、バイオリンの明瞭で美しい響きといい、オケのバックアップ、オケとの絡み等、バイオリン協奏曲の理想形と言いたいような名演を聴いてしまった後では分が悪い。
ミューザの12列目(2CA最前列)中央という良席だ。
蚊の鳴くようなharmonicsも聴き取れるが強奏となると思いのほか音圧が不足した。
辻彩奈@アプリコでも席は12列中央だったので、舞台からの距離はほぼ同じだった。
何が原因か分からないが、先に辻のメンコンを聴いていなければとても良い印象を持ったと思う。
メインはチャイコフスキー交響曲第5番。
弦の編成は1プルト増えて14型。
炎のコバケン氏、最近は独自色がすっかり陰を潜めて聴き馴染んだ(正統的?)音楽作りだ。これが良かった。
弦の響きも、管弦の混じり具合も、朗々たるブラスの咆哮も凄まじく、これぞ読響サウンド。