2019-09-22 @ミューザ川崎シンフォニーホール
リオネル・ブランギエ:指揮
東京交響楽団
アリーナ・ポゴストキー:バイオリン*
ブラームス:バイオリン協奏曲ニ長調 作品77*
プロコフィエフ:交響曲第4番 作品112
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J.S.バッハ:無伴奏バイオリン組曲第3番からロンド風ガボット*
指揮のブランギエもバイオリン独奏のポゴストキーも初聴き。
ブラームス協奏曲の出だしの管楽器が綺麗で、そこに弦がふわーと混ざり好調な滑り出し。加えて独奏バイオリンの音も明瞭。少なくとも第1楽章は理想的な展開でブラームスの爆発寸前の屈折した抒情がよく表現されて久しぶりの幸せ感。
が、2楽章以降、進むにつれ、明瞭さがだんだん失われてゆく気がした。
第2楽章Adagioの天国的な美しさは長くは続かず、だんだんと音楽がざわついてきた。
これは演奏家のせいだけではなくてオーケストレーションの問題ではないか、と偉そうに考えたが…。
一番、心踊る終楽章ももっと弾んで欲しかった!
メインはプロコフィエフの交響曲第4番。なんと初聴き。
1、5、6番は機会は少ないもの何度か聴いたことがあるのだけど。
いずれにせよ、数日を経てもうどんな音楽だったか思い出せない。聴いている最中は退屈するような音楽ではなかったが、さりとて初聴きのせいもあるとしても、楽しめるような音楽ではなかったな。
…とかなり欲張りなことを書いたが、全体として上出来ではあった。
♪2019-144/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-19