2019年9月27日金曜日

新日本フィル:#25ルビー<アフタヌーン コンサート・シリーズ>

2019-09-27 @すみだトリフォニーホール


ミシェル・プラッソン:指揮
新日本フィルハーモニー交響楽団
小松亮太:バンドネオン*

シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
ピアソラ:バンドネオン協奏曲*
ベルリオーズ:幻想交響曲 op. 14
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ビゼー:「カルメン」前奏曲

今季から新日フィルの愛称?Rubyの定期会員になった。
新日フィルはみなとみらいホールでも聴いているけど、ほとんど失望することがないので、聴く機会を増やしてみた次第。

で、今日はその第1日め。
念入りに選んだ席は他に替えようがないくらい好みのロケーション。
すみだトリフォニーホールは(今春の室内楽コンサートを別にすれば)数年ぶりだった。かねてから響きの良いホールだという印象を持っていたが、あらためて実感した。

尤も1階席はスロープが緩くて前席の頭が邪魔でしょうがない。音楽は目で聴くところあり。見えないのは聴こえないに等しい。
前の席の人も定期会員ならこれからあのデカイ頭と1年付き合うことになるが、これは辛い。

さて、肝心の演奏も、巧い…と言うか、文句の付けようもないものだった。
が、こういうのは危険。
もう少し前列を選んで、原音の割合が強い目の方がオケの実力が出て良かったかもしれない。

本日の演目のどれを聴いても、管も弦も美しい。
技術的な面でもまったくどこにも破綻がなく(気がつかなかっただけかもしれないが。)、まるでCDを聴いているようで、これはこれで困ったものだ。

このホールのこの席、美しく響くが音楽の生々しさに欠ける…そんな気がした。気のせいだったらいいが。

♪2019-145/♪すみだトリフォニーホール-02