上野由恵:フルート
曽根麻矢子:チェンバロ
【第1部】
C.P.E.バッハ:フルート・ソナタニ長調 Wq83
モーツァルト:きらきら星変奏曲 K.265(チェンバロソロ)
武満徹:ヴォイス(フルートソロ)
J.S.バッハ:フルート・ソナタ イ長調 BWV1032
J.S.バッハ:G線上のアリア
【第2部】
C.P.E.バッハ:ハンブルガー・ソナタト長調 Wq133/H564
ラモ―:村娘、鳥の呼びかわし、タンブーラン、一つ目巨人たち(チェンバロソロ)
細川俊夫:線 I(フルートソロ)
J.S.バッハ:フルート・ソナタ ホ短調 BWV1034
J.S.バッハ+グノー:アヴェ・マリア
上野由恵のフルートと曽根麻矢子のチェンバロでバロックから現代までのそれぞれのソロとアンサンブル。
2週間前に同じホールでJ.S.バッハのチェンバロ協奏曲を聴いた際も感じた音量不足を感じた。今回は持ち込み楽器の特性か特に音量が小さい。
フルートは見かけより音量もインパクトもあるので、チェンバロと組んだフルート・ソナタではバランス悪くチェンバロが埋没気味だった。
チェンバロという楽器は、やはり、貴族の屋敷のサロンでせいぜい数十名で聴く楽器なのだろう。
今回は小ホールだったが、それでも440人規模となると全く不向きだと言わざるを得ない。
とは言え、司会進行役の上野が素直な人柄を表して好感。
バロックから現代曲といっても、現代曲を演奏したのは2曲ともフルートの為の無伴奏曲だった。やはり、チェンバロ用の現代曲はないのかな。