2018-11-23 @みなとみらいホール
デニス・ラッセル・デイヴィス:指揮
読売日本交響楽団
ハリエット・クリーフ:チェロ*
ニールセン:歌劇「仮面舞踏会」序曲
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調 作品85*
シベリウス:交響曲第1番ホ短調 作品39
-----アンコール
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番からサラバンド
ハリエット・クリーフというチェリストは初めて聴いた。
エルガーのチェロ協奏曲は力強いカデンツァ風のチェロ独奏で始まるが、その音量不足で抱いた不信感は最後まで払拭できなかった。ラストも読響の圧倒的な音圧に埋もれてしまった。音はなかなかきれいなのだけど、体調が悪かったのか、元々非力なのか。
ソナタや室内楽などでは力を発揮するのではないかと思ったが。
また、彼女が弾いたアンコールのバッハの無伴奏が独自的過ぎで驚いた。かつて聴いたことがないようなフレージングだった。あの楽譜から、どうしてこういう演奏になるのか、不思議だ。
シベリウスの交響曲第1番は2管編成に比べ弦の編成は見た目過剰感のある16型だったが、良く鳴るホールで大規模編成が違和感なく偉力を発揮した。
♪2018-152/♪みなとみらいホール-34