2016年12月11日日曜日

N響第1851回 定期公演 Aプログラム~N響創立90周年記念~

2016-12-11 @NHKホール


シャルル・デュトワ:指揮
NHK交響楽団

カルメン:ケイト・アルドリッチ
ドン・ホセ:マルセロ・プエンテ
ミカエラ:シルヴィア・シュヴァルツ
エスカミーリョ:イルデブランド・ダルカンジェロ
スニーガ:長谷川顯
モラーレス:与那城敬
ダンカイロ:町英和
レメンダード:高橋淳
フラスキータ:平井香織
メルセデス:山下牧子
      
合唱:新国立劇場合唱団
児童合唱:NHK東京児童合唱団

ビゼー:歌劇「カルメン」(演奏会形式)



カルメン:ケイト・アルドリッチ
シャルル・デュトワ指揮N響の演奏会形式によるオペラ全曲演奏も今回で3回目だ。過去に「ペレアスとメリザンド」、「サロメ」を聴いた(観た?)が、なんといっても今回は目にも耳にも馴染んだ超有名作「カルメン」なので期待値は高かった。


ドン・ホセ:マルセロ・プエンテ
僕が自前で初めて買ったオペラのLPがマリア・カラスの「カルメン」。それ以来、DVDを買ったり、放映されたものを録画してディスクに保存したものが8種類を数える。全体を観るには時間がかかるのでなかなかそれらを楽しむこともできないけど、足腰が弱くなって出かけられないようになったら、ホームシアターで楽しもうと思っている。
「カルメン」組曲や間奏曲などは演奏会でもよく取り上げられるので聴く機会が少なくない。1年ほど前に横響がやはり演奏会形式の「カルメン」をやってくれたが、全曲ではなかった。


ミカエラ:シルヴィア・シュヴァルツ
今回、初めて全曲を完全に通して聴いてその素晴らしさを存分に味わった(1月に新国立劇場で本物の「カルメン」を観ることになっているので一層楽しみになってきた。)。

音楽の素晴らしさだけではなく、演奏も実に良かった。
N響の定期演奏会の2016年掉尾を飾るにふさわしい超上出来!
エスカミーリョ:
イルデブランド・ダルカンジェロ
独唱陣も合唱団も良い仕事をしたが一番はオーケストラだ。
デュトワの功績かもしれないが、久しぶりにシャキシャキした演奏を聴いて、N響はやっぱり日本一のオケかもと思った。

終演後の観客席の熱狂もかつてないもので、その場に居合わせて自分も拍手しながら、演奏家と観客席に通う感謝・感激の一体感に心震える思いだった。

2016-174/♪NHKホール-12