エフゲニ・ボジャノフ Evgeni Bozhanov, Bulgaria
バラージュ・デメニー Balazs Demeny, Hungary
小林海都 Kaito Kobayashi, Japan
ゲオルギー・チャイゼ Georgy Tchaidze, Russia
●ゲオルギー・チャイゼ(ロシア)
シューベルト:4つの即興曲 Op.142, D.935
●バラージュ・デメニー(ハンガリー)
バルトーク:15のハンガリーの農民の歌 Sz.71
リスト:巡礼の年 第2年「イタリア」より ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲
●ゲオルギー・チャイゼ&バラージュ・デメニー(連弾)
シューベルト:アレグロ イ短調「人生の嵐」 Op.144, D.947
●小林海都(日本)
J.S.バッハ:トッカータ ホ短調 BWV914
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K.310
ドビュッシー:喜びの島
●エフゲニ・ボジャノフ(ブルガリア)
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960
●小林海都&エフゲニ・ボジャノフ(連弾)
ドビュッシー:小組曲
440人という規模。よく鳴るホール(残響時間は大ホールより短いのは当然だろうが、客席の広さに対しては十分過ぎるのではないか。)。そして、今日は前から9列目。ピアノを聴くには申し分ないと思う。
この日は2人が夫々ソロ演奏をした後その2人でデュエットを弾く。それが2セットだった。
ソロとして最後に登場したのがケイト・リウの代役のボジャノフだが、彼のシューベルトが格別に心地よかった。
この日は全9曲演奏されたが、その内3曲がシューベルトというのも不思議な偶然だ。僕としてはショパンやリストを聴くよりシューベルトの方が断然嬉しい。
4人共ソロかデュエットで、あるいは両方共でシューベルトを弾いた。あらためてシューベルトのピアノ音楽の美しさに感ずるところ大だった。
さて、この日もピアノはYAMAHAのCFXだった。
会場が異なるというせいもあるだろうけど、昨日の大ホールのピアノの音とは相当違う。ブリリアントだ。そして力強い。
あまりの違いに休憩中に主催担当者に、昨日の大ホールのピアノと同じなのか、と尋ねたら同じ機種だが個体は異なるという返事だった。そりゃそうだろうな。わざわざ大ホールから運ぶなんて手間なことする訳ない。各ホール毎に何台かずつのコンサート用グランドピアノが備えてあるはずだもの。
個体が異なるからといって響にあれほどの差が出るとは思えない。おそらく、大ホールと小ホールの音響特性や聴いた席の違いによるのだろう。
やはり、大ホールでのピアノと管弦楽をバランスよく聴くにはどこに席を取るか、一層の研究が必要だと思ったよ。
♪2016-151/♪みなとみらいホール-41