2016年4月2日土曜日

ミューザ川崎ホリデーアフタヌーンコンサート2016前期 「アルペジオーネ」有希マヌエラ・ヤンケ&エマヌエーレ・セグレデュオ・リサイタル

2016-04-02 @ミューザ川崎シンフォニーホール


有希マヌエラ・ヤンケ:バイオリン:
エマヌエーレ・セグレ:ギター

ジュリアーニ:協奏的大二重奏曲 作品85
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ D.821
ピアソラ:タンゴの歴史(全4曲)
ヴィラ=ロボス:
5つの前奏曲から第1番
12の練習曲から第11番
バルトーク:ルーマニア民族舞曲(全6曲)
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アンコール
イベール:間奏曲
パガニーニ:カンタービレ

有希マヌエラ・ヤンケ(バイオリン)とエマヌエーレ・セグレ(ギター)のコンサートを昨春、NHKTVのクラシック倶楽部で聴いて、なかなか楽しめたのは、2人が呼吸を合わせてひとつの音楽を形作ろうとしている姿勢が分かりやすく伝わってきたのと、両者の控えめな人柄に好感を持ったからかな。

今回のプログラムは放送されたものと基本的に同じで、放送時は放送時間の制約から割愛されたのか、そもそも演奏されなかったのか分からないが、今回の公演はそれに倍する時間をかけて、アルペジオーネ・ソナタやヴィラ=ロボスの作品を含むイタリアの古典派からドイツ・ロマン派、東欧近代、南米現代まで盛りだくさんの音楽時空の旅。

どれも精緻な音楽で集中して聴くことができたが、残念に思うのはバランスに難。
放送ではミキサーで調整をしているのではないかと思うが、生演奏では、音の響きが良いミューザでも2階中段最前列(オーケストラを聴くにはベストポジションだと思っているが。)ではやはりギターの音量がやや寂しい。
この編成では小ホールで聴きたかったよ。


♪2016-036/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-10