2023-07-15 @みなとみらいホール
小泉和裕:指揮
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
ベートーべン:交響曲第8番ヘ長調 Op.93
ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98
完全に記録を残している(つもりの)2014年以降のコンサートで、ベト+ブラの交響曲2本立てを聴いたのは今日を含め3回だけ。
16年にベト2+ブラ2(都響)、
20年にベト4+ブラ3(都響)。そして
今日、ベト8+ブラ4だった。
単独では聴く機会が多い両雄の交響曲を2本一緒に聴くというのは実はとても稀なことだ。
しかもこの3回を振ったのはいずれも小泉和裕氏である。
彼は単独でも、ベト、ブラは多く、シューマン、メンデルスゾーンなどドイツロマン派の作品を多く手掛けている。僕の大好物の標的が、同時に、彼のライフワークなのかもしれない。
そんな訳で、僕の”好み”も小泉風味にかなり影響されているかもしれないな。
ま、何を取り上げてもだが、いつも嫌味がなく、外連もない。真っ当なドイツ音楽という気がしている。
今日の演奏。
ベト8番は7番をそのまま延長した様なリズム感で心地良し。
ブラ4は大きなうねりを歌わせながらまとまり良く、抑制されたブラームス流の哀感を楽しんだ。
ただし、オケは良い響だったけど弦に縦線の乱れを感じた部分も…。ま、これもナマの勢いか。
♪2023-124/♪みなとみらいホール-26