2023-07-13 @新国立劇場
【指揮】阪哲朗
【演出】粟國淳
【美術】パスクアーレ・グロッシ
【衣裳】アレッサンドロ・チャンマルーギ
【照明】笠原俊幸
【合唱指揮】三澤洋史
【合唱】新国立劇場合唱団
【児童合唱】TOKYO FM少年合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
ミミ⇒石橋栄実
ロドルフォ⇒宮里直樹
マルチェッロ⇒成田博之
ムゼッタ⇒臼木あい
ショナール⇒吉川健一
コッリーネ⇒久保田真澄
べノア⇒畠山茂
アルチンドロ⇒晴雅彦…本公演と同じ
パルピニョール⇒寺田宗永…本公演と同じ
プッチーニ:「ラ・ボエーム」
全4幕〈イタリア語上演/日本語及び英語字幕付〉
上演時間約2時間45分
第Ⅰ幕・第Ⅱ幕60分
休憩25分
第Ⅲ幕30分
休憩20分
第Ⅳ幕30分
昨日と変わった最重要な歌手4役は、
ミミ⇒石橋栄実、ロドルフォ⇒宮里直樹、マルチェッロ⇒成田博之、ムゼッタ⇒臼木あい。
鑑賞教室のチケットはそもそも数が少なく極めて安価(全席4,400円)で、会員先行もないから良席確保は難しい。
今日は3階席の3列目。右翼ブロックのセンター寄り、とまあ嬉しくないけど、値段を考えたら文句も言えない。
舞台は昨日より一層遠い。
しかし、抜群の音響を誇るオペラパレスでは、3階席だろうが、十分響いて不満はない。
今回、9日間のうちに3回、キャスト違いで同じ舞台を鑑賞して思うに、歌手については、本公演含めて木下美穂子が演技ともども見せた・聴かせた。もちろん他の役の歌手もみんな上手。一度きり聴いたとすればどの組であれ感銘を受けたと思う。
ただ、熟思うに、オペラは舞台に近いのがよろしい。オペラも演劇だ。役者の表情がはっきり見えなければ入魂が難しい。2回目、3回目と徐々に遠くに離れるにつけ、物語もどこか遠くの話になっていった。
然は然り乍ら、プッチーニの音楽の素晴らしさには、どこの席でも十分浸れる。今回は、短期間に珠玉の名アリア集を生で3回も味わうことができて大満足也。
♪2023-123/♪新国立劇場-15