2023-06-24 @みなとみらいホール
沼尻竜典:指揮
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
田崎尚美(サロメ)
福井敬(ヘロデ)⇒高橋淳(代役)
谷口睦美(へロディアス)
清水徹太郎(ナラボート)
大沼徹(ヨハナーン)
山下裕賀(小姓)
小堀勇介(ユダヤ人1)
新海康仁(ユダヤ人2)
山本康寛(ユダヤ人3)
澤武紀行( ユダヤ人4)
加藤宏隆(ユダヤ人5)
大山大輔(ナザレ人1)
大川信之(ナザレ人2)
大塚博章(兵士1)
斉木健詞(兵士2)
大山大輔(カッパドキア人兼務)
松下美奈子(奴隷)
<神奈川フィル、京響、九響 共同企画>
R.シュトラウス「サロメ」
全1幕〈ドイツ語上演/日本語字幕付〉
予定上演時間:約1時間40分(休憩なし)
思いの外楽しめた。
けど、先月末に新国立で観たばかりなので、インパクトの点で不足を感じた。
それに、はっきり言えば、このオペラを演奏会形式でやったのでは面白み半減必至なのだ。
本筋は聖書の教えなんぞでは全くなくて、七つのベールの踊りが代表するサロメの官能的魅力こそ主題ではないのか。
だいぶ前に、デュトワ+N響でも「サロメ」を演奏会形式で経験したがこの時もやはり物足りなかった。
今日も「踊り」は<字幕>だけだ。
この場面だけでもダンサーを入れられないものかな?
歌唱陣は、最初はピットのオケを相手にするのではないから、やや埋もれがちだったが、徐々に良く通りだした。
福井敬が急遽降板したのは残念で、高橋淳に交代したが、彼1人譜面台を持って動き回るのもおかしい。終演後のCCでは頻り恐縮して頭を下げていたが、歌唱はとても良かったし、代役を良く熟してブラボーだよ。
神奈川フィルの演奏は、歌と物語に集中ししていたせいもあるが、まったく瑕疵のない演奏だったのではないか。
Dramatic Seriesの第1回目というが、そう言えば、長く神奈川フィルを聴いていて、オペラ全曲を聴いたのは初めてだったかも。
今後も演奏会形式(プログラムにはセミステージ形式と書いてあったが、両者の違いに関する確立された見解はないようだ。)で、題材を選んで、取り上げてほしい。
https://youtu.be/wlU13Y7Oe9o
♪2023-113/♪みなとみらいホール-23