2023年3月30日木曜日

ランチタイムコンサート〜音楽史の旅⑥

2023-03-30 @かなっくホール



管弦楽:カメラータかなっく

J.S.バッハ:G線上のアリア(弦楽合奏)
シューベルト:交響曲第8番「グレート」ハ長調 D.944


かなっくホール恒例の「音楽史の旅」後半の3回はシューベルトを取り上げて、今日はその最終回。
かなっくホールのレジデンスアーティスト篠崎史門が主宰する室内管弦楽団「カメラータかなっく」によるシューベルトの8番ザ・グレートで2022年度の音楽史の旅を円満に終えた。

カメラータかなっくは若手ばかりの集団。今日は弦23人+管打16人=39人というSmallによるGreatがスケルトンに肉付けの具合までクリアでとても新鮮な感覚で聴くことができた。
指揮者を置かないアンサンブルだが、むしろ個性的な指揮者によってあれこれ独自性を発揮されるより素直で自然で好感。

このホールには斎藤美雪さんという名物事業担当者がいて、公演企画のほか、芝居の脚本を書き、音楽解説をしたり、時にはシンバルを叩いたり、カメラータかなっくの創立にも関与して八面六臂の活躍だったが、この度かなっくホールを卒業すると言う。
今日のコンサートのカーテンコールはむしろ彼女の卒業式になった。いやはやお疲れ様でした。地元民としてかなっくホールをフィリアホールに負けないホールにしたいと思っているので、彼女には色々注文したり文句を言ったりしてきたが、いつも明るく対応してくれた。寂しいね。

♪2023-056/♪かなっくホール-05