2023-03-26 @ミューザ川崎シンフォニーホール
音楽大学フェスティバル・オーケストラ(首都圏9音楽大学選抜オーケストラ)
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武蔵野音楽大学
ヨーゼフ・シュトラウス:「天体の音楽」作品235
伊福部昭:シンフォニア・タプカーラ
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」(1913)
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ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」から最終曲「いけにえの踊り」
音大オケ・フェスは毎年のように聴いているけど、音大フェス・オケはずいぶん久しぶりだった。
首都圏9音大選抜による弦16型総勢108名?
あまり大きな編成だとプロでも喧しいばかりという例も多々あるが、今日に限っては、この大編成が必然で効果的だった。
ミューザの包容力も相まって、音の洪水に翻弄されて心地良し。
特に、中低域の弦の美しくも力強さには聞き惚れた。
伊福部「シンフォニア・タプカーラ」は初聴きだった東響@ミューザで魅了され、昨秋のミッキー指揮N響の演奏はとりわけ見事だったが、今日の音大オケはダイナミクスや躍動感で肉薄。
さらに管打を増やした「春の祭典」も強力な音圧に塗れてもうランナーズ・ハイ状態だ。
ナマで、管弦楽を聴く喜びというのはこういうものだと実感させる。
サービス満点のミッキーは、アンコールで自ら「生贄の踊り」を舞い(指揮台からではなく)舞台から転げ落ちたかに見えたけど、歳を考えてくだされ。
ミューザ最上層の一部は入場させなかったようだが、視界の及ぶ範囲で客席はてんこ盛り。終演時の拍手・喝采も音大関係者が多かったのだろう、普段の高齢者中心の客席とは違い、元気な若者の迫力で、我がApple Watchは健康上有害なレベルのノイズを検知した。
♪2023-052/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-08