2023年3月29日水曜日

MUZAランチタイムコンサート03月 オルガン&バイオリン それぞれの時代の響き~バロック&モダンバイオリンとともに~

2023-03-29 @ミューザ川崎シンフォニーホール



オルガン:永瀬真紀
バイオリン:大西律子

○V.リューベック(1654-1740):前奏曲ハ長調 π
◎J.S.バッハ(1685-1750):バイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV1021から
 第1楽章アダージョと第2楽章ヴィヴァーチェ Po+Bv
◎H.I.F.ビーバー(1644-1704):描写ソナタ から
 アレグロ、ナイチンゲール、かっこう、カエル、猫、アルマンド Po+Bv
◎J.G.ラインベルガー(1839-1901):バイオリンとオルガンのための6つの作品 Op.150から
 1 主題と変奏 π+mV
○A.ギルマン(1837-1911):ソナタ第1番ニ短調 Op.42から
 第1楽章イントロダクションとアレグロ π
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πはパイプオルガン
Poはポジティフオルガン
Bvはバロックバイオリン
mVはモダンバイオリン
○はソロ
◎はデュエット



オルガン2種xバイオリン2種で2つの時代の音楽を聴く。

オルガンはパイプオルガン(巨大)とポジティフオルガン(小型で移動可能)。
バイオリンはバロックバイオリンとモダンバイオリン。
音楽はバロックと古典派。

パイプオルガンはもちろん、ポジティフオルガンも単独では何度も聴いているが、バイオリンとの組合せ、特にバロックバイオリンとの二重奏は初めてのような気が…。

5人の作曲家の作品だったが、J.S.バッハ以外は多分全員初聴き!

1曲目のパイプオルガン独奏の後、ポジティフオルガンとバッロクバイオリンでバッハのソナタが演奏された。
その時、我が精神に硬くへばりついていた俗なるものがハラハラと剥がれてゆく思いがした。
音楽が心を浄化する事もあるとはいえ、なかなか実体験はできないのに、この日はどうしたものか、感受性が豊かになっていたのか壊れていたのか、とにかくそんな気持ちになった。

ポジティフ〜の柔らかい響にバロックガット弦の優しい音色が見事に溶け合って舞い降りてきたよ。

その後に古典派のパイプオルガンも聴いたが、これも普段と違ってありがたいものに聴こえて不思議。

マジカルミューザで、マジカル体験。

♪2023-055/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-09