2022-06-10 @ミューザ川崎シンフォニーホール
石田泰尚:バイオリン
外山啓介:ピアノ
シューベルト:アヴェ・マリア
モーツァルト:バイオリン・ソナタト長調 K301
フランク:バイオリン・ソナタイ長調
フォーレ:シシリエンヌ Op78
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
サン=サーンス:交響詩「死の舞踏」Op40
グリーグ:バイオリン・ソナタ第3番ハ短調 Op45
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J.ウィリアムズ:映画「シンドラーのリスト」から“テーマ”
シュニトケ:タンゴ
アブレイユ(加藤昌則編曲):Tico Tico no Fuba
ロドリゲス(大橋晃一編曲):ラ・クンパルシータ
ピアノ独奏が1曲あっても良かった。
プログラムを見ると組長らしからぬ可愛らしいのが並んで「千住真理子・名曲の花束」ぽい。
第1曲は、これ以上は無理!という感じの最弱音のバイオリン独奏から始まったが、指が指板を離れる時の音まで響いてくる。
そんな静寂から始まったが、終始、こだわりの音色は細く美しい。
それが奏功する曲もあるが、フランクのソナタの終楽章後半など、もっと激しく、もっと咽び泣いてくれという欲求不満が募った。
人気者の演奏会を話のタネにとでも考えた中年御婦人が大勢いたのではないか。フランクのソナタでもグリーグのソナタでも同様に第2楽章の後で拍手が起こった。
プログラムには楽章と速度記号が書いてあるのだから、目を通しておいてほしいね。尤も、楽章間の拍手が禁則という訳でもないし、ホンに良い出来なら拍手したって構わないと思うが、今日の拍手はそういう感じではなかったね。
アンコールで「シンドラーのリスト」のテーマが聴けて良かった。石田の演奏では2回目だ。というより、バイオリン独奏では石田以外で聴いたことがないよ。
タンゴは石田組の自家薬籠中の物か、とても良かった。
♪2022-083/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-21