2022-06-22 @サントリーホール
NHK交響楽団
郷古廉:バイオリン*
J.S.バッハ(鈴木優人編):パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
ブリテン:バイオリン協奏曲 作品15*
モーツァルト:交響曲第41番ハ長調 K. 551「ジュピター」
------------------------
イザイ:無伴奏バイオリン・ソナタ第4番ホ短調 作品27-4 から第2楽章「サラバンド」*
「5日前のC定期ですばらしいアンサンブルを聴かせた同じメンバーとは到底思えなかった」〜と前回N響B定期の感想に書いたが、同文引用。
なぜか?分からないけど、サントリーホールの響きがイマイチ良くないことが原因の一つだろう。
そして、第1曲の出だしが美しくなかった。
それでその日の印象が決まってしまうのかも。
鈴木優人が編曲した「パッサカリアとフーガ ハ短調」がざわざわしている。
オルガン曲を管弦楽に直したが成功しているとは思えない。いっそ鈴木がオルガン独奏すれば良かったのに。
ブリテンの「バイオリン協奏曲」はなんと9年前に聴いたきり。どんな音楽だったかもすっかり忘れていた。
管-弦の使い方が打楽器的で美しく盛り上がる…ことはない。
独奏の郷古廉は高等技術を駆使して豊かな音圧でリードしたが…。
最後は「ジュピター」。ここに来てようやくN響らしい弦が響いた。
そもそも、編成も弦主体なので音のまとまりがいい。
プログラムには演奏時間31分と書いてあったが、実演もそんなものだったと思う。小気味良いテンポで、楽章間休止も極めて短く、好感した。
3曲とも弦10型(バイオリン1-2同数対抗配置。)で通したのは珍しい。なのにコントラバスはチェロと同じく6本というのも珍しい。
♪2022-092/♪サントリーホール-09