2022年6月13日月曜日

6月歌舞伎鑑賞教室(第101回 歌舞伎鑑賞教室)

2022-06-13 @国立劇場



●「解説 歌舞伎のみかた」
解説                               中村玉太郎

●『彦山権現誓助剣』
毛谷村六助⇒中村又五郎
杣人斧右衛門⇒中村松江
微塵弾正実ハ京極内匠⇒中村歌昇
一味斎孫弥三松⇒小川綜真
一味斎後室お幸⇒上村吉弥
一味斎娘お園⇒片岡孝太郎
                     ほか

解説 歌舞伎のみかた

梅野下風・近松保蔵=作
彦山権現誓助剣-毛谷村- 一幕二場
(ひこさんごんげんちかいのすけだち-けやむら-)
       国立劇場美術係=美術

第一場 豊前国彦山杉坂墓所の場
第二場 同  毛谷村六助住家の場


国立劇場は、毎夏6-7月は鑑賞教室だ。
簡単な解説付きで休憩込み2時間20分は手頃。
お値段も破格。芝居は中堅〜若手だが勿論手抜きなし。

「毛谷村」は色んな役者で観てきたが、今回は六助を又五郎、その妻お園を孝太郎という好感コンビで楽しませてもらった。

又五郎の長男・歌昇が珍しく敵役を演じ、そのまた長男のちびっ子も出て親子3代。
人間国宝・東蔵(今回は出演せず)の長男が松江でこれも珍しく間の抜けた農民役。その長男・玉太郎が解説役、とこちらも親子出演。

歌舞伎ってこうやって芸が継承されていくんだね。


大勢の高校生が行儀良く鑑賞。事前のレクチャーもうしっかり受けてきたのだろう、ホンに立派な鑑賞態度で、掛け声禁止ではあるが、拍手のタイミングも実によろしい。

残念なのは、団体鑑賞ではない一般席(2ー3階)がガラガラだったこと。

♪2022-085/♪国立劇場-05