2019-10-03 @新国立劇場
指揮:アンドリー・ユルケヴィチ
演出:ドミトリー・ベルトマン
美術:イゴール・ネツィニー
衣裳:タチアーナ・トゥルビエワ
照明:デニス・エニュコフ
振付:エドワルド・スミルノフ
演出助手:ガリーナ・ティマコーワ
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:新国立劇場合唱団
タチヤーナ⇒エフゲニア・ムラーヴェワ
オネーギン⇒ワシリー・ラデューク
レンスキー⇒パーヴェル・コルガーティン
オリガ⇒鳥木弥生
グレーミン公爵⇒アレクセイ・ティホミーロフ
ラーリナ⇒森山京子
フィリッピエヴナ⇒竹本節子
ザレツキー⇒成田博之
トリケ⇒升島唯博
ほか
チャイコフスキー:歌劇「エウゲニ・オネーギン」
全3幕〈ロシア語上演/字幕付〉
予定上演時間:約3時間5分
第Ⅰ幕〜第Ⅱ幕1場
95分
--休憩30分--
第Ⅱ幕2場〜第Ⅲ幕
60分
歌唱もオケも均整のとれた美術もよし。特に海外勢(全員ロシア出身で重要な役だから当然かも)には好感。
タチヤーナ役のムラーヴェワは写真よりずっと美形。その為か田舎娘には見えないが。
オネーギンが真っ当な青年として描かれていた。
これは正しいと思う。演出によってはひどく悪意のある人間に描かれることもある。
オリガの存在が軽かったのでオネーギンが執拗にダンスをするのもレンスキーの自滅にも説得力やや不足。
決闘場面の演出は某氏が登場する必要はあるのか疑問など演出面では注文を付けたい場面あり。
そもそも、主要登場人物はオリガ14歳、タチヤーナ16歳、レンスキー18歳、オネーギン22歳頃の未熟な若者達。
彼らの、のぼせ恋愛、失恋、虚無、嫉妬の物語に付いてゆけず、演者の役との年齢乖離になお感情移入できない。
それで、醒めた目で観ていたが、作品としてはきれいに整ってこれはこれでありかと思った。
♪2019-148/♪新国立劇場-10