2019年10月7日月曜日

東京都交響楽団 第888回 定期演奏会Aシリーズ

2019-10-07 @東京文化会館


マルク・ミンコフスキ:指揮
東京都交響楽団

シューマン:交響曲第4番ニ短調 op.120(1841年初稿版) 
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 op.74《悲愴》

シューマンは程よく纏まって好感。
チャイコフスキーは緩急強弱のメリハリ付けて暴力的な位の怒濤の悲愴でガサついて煩いがともかく醜女の深情けに押し倒された感じ。
ホルンのミュート?朝顔が割れているのかと思ったよ。

ところで第3楽章が終わると拍手したくなる。
今夏、仙台フィルの第3楽章単独演奏を聴いて以来そういう衝動に駆られる(その日の演奏会では、アンコールに「悲愴」の第3楽章だけを演奏したので、その楽章の終わり=曲の終わりということで、その日集まった観客はおそらく初めて第3楽章の終わりに拍手をする経験をした。これが案外快感であった。)。
第3楽章以外の残る3楽章はいずれも元気なく終わるのでどうも拍手に馴染みにくいが第3楽章の勇壮な終わり方はここでこそ、大向こうを聞きたい・聞かせたいという唯一のポイントだから。

♪2019-153/♪東京文化会館-08