ユーリ・テミルカーノフ:指揮
読売日本交響楽団
エマニュエル・チェクナヴォリアン:バイオリン*
シベリウス:バイオリン協奏曲ニ短調 作品47*
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 作品64
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成田為三:浜辺の歌*
コンサートマスター(厳密にはミストレス)は日下紗矢子とうれしい配役。痩身・長身で長い腕が繰り出すボウイングが美しい。
E・チェクナヴァリアン(初聴き)の独奏でシベリウスのバイオリン協奏曲。これが実に良かった。なんとも明瞭・明晰な撥音で、気持ちがいい演奏だ。
情緒的にならず本格の味わい。
テルミカーノフ読響もぴったり寄り添って好感。
後半チャイコ5も堂々たる仕上がりに大満足。