2019-10-25 @みなとみらいホール
Vn小笠原伸子* **、齋藤亜紀*、有馬希和子* **、志摩かなえ*
Va中島久美* **、佐藤裕希子*
Vc中垣文子* **、間瀬利雄*
Cb大西雄二* **
Ob戸田智子*、藤本茉菜美*
Cl鈴木生子**
Fg山上貴司**
Hr岡村陽* **、浅井春香*
Ob近藤菜実子*
Cl芳賀史徳*
Hr嵯峨郁恵*
Fg中田小弥香*
モーツァルト:弦楽四重奏曲第6番変ロ長調K159
モーツァルト:オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲変ホ長調K297b*
シューベルト:八重奏曲へ長調 作品166**
一番大きな編成でも19人だったが、これが今季最大編成だそうな。
すっきりとした小編成で音楽の見通しが良く、耳に心地良い音楽ばかりで、ホンに癒される。
リーダーの小笠原女史の人柄のせいもあるのだろうが、横バロの定期演奏会はいつもアト・ホームな雰囲気のサロンコンサート風。
オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲は珍しい…というか、初めて聴いたような気がしていたが、帰宅後記録をたぐると2006年にラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンで聴いていた。ま、そんな昔のことを覚えているはずもないよ。
ともかく、これが一番楽しめた。ところが、この作品はモーツァルトの自筆譜が残っていないなどの理由で真正な作品かどうかについては大いに疑われているようだ。ところが、それでも名曲であるという点に関しては疑われていないようで、多くの名人が録音を残している。
シューベルトの八重奏曲(バイオリン2、ビオラ、チェロ、コントラバス、クラリネット、オーボエ、ファゴット)はモーツァルトのオーボエ〜協奏曲からオーボエを抜いて弦楽器を5部(各部1台)にした8重奏だが、モーツァルトの作品から50年弱経過後の作品なので、同じウィーンの流れと言ってもだいぶ様子が異なる。古典派とロマン派の違いというより、偽物の疑いがあるにしても、両者?の才能の違いがはっきりと現れているような気がした。シューベルトがあらゆる分野でモーツァルトより劣っているとも思えないけど、管楽器を含む室内楽の面白さには欠けるように思った。何度か聴けば印象も変わるかもしれないのでいい加減な感想だけど。
♪2019-162/♪みなとみらいホール-46