2019年6月7日金曜日

新国立劇場オペラ「蝶々夫人」

2019-06-07 @新国立劇場


ドナート・レンツェッティ:指揮
栗山民也:演出
島次郎:美術
前田文子:衣裳
勝柴次朗:照明

東京フィルハーモニー交響楽団

新国立劇場合唱団

蝶々夫人⇒佐藤康子
ピンカートン⇒スティーヴン・コステロ
シャープレス⇒須藤慎吾
スズキ⇒山下牧子
ゴロー⇒晴雅彦
ボンゾ⇒島村武男
ヤマドリ⇒星野淳
ケート⇒佐藤路子
ほか

プッチーニ:オペラ「蝶々夫人」
全2幕〈イタリア語上演/日本語及び英語字幕付〉

予定上演時間:約2時間35分
第Ⅰ幕50分
 --休憩25分--
第Ⅱ幕80分

新国立劇場今季10公演中、7月の「トゥーランドット」と共に最大の楽しみが「蝶々夫人」で、本日鑑賞。

若い頃はこういう旧弊な物語が好きになれなかったけど今は割と素直に感情移入できる。
これまで観たオペラの中で一番泣ける作品だ。
今回も「号泣する準備はできていた」。
しかし、残念ながら、ウルーッときた程度で止まった。

日本人歌手たちはいずれも良かった。
蝶々夫人・佐藤康子、領事・須藤慎吾、そしてとりわけスズキ・山下牧子は役柄の良さも手伝って舞台を攫った感がある。
一方、海外から招聘したピンカートン役を初めて歌うというS.コステロ君が歌はともかく、演技力が欠如している。この拙さが感情移入を妨げた。

新国立劇場では本公演とは別に来月にも別キャストで「蝶々夫人」を上演するので、当日券に期待して出かけようと思っている。
10月の二期会の「蝶々夫人」は既にチケット入手済み。

4月にも藤原歌劇団の「蝶々夫人」を楽しんだし、今季は蝶々を追いかけ回している。

♪2019-075/♪新国立劇場-06