2023年2月4日土曜日

NHK交響楽団1977回A定期 01月公演

2023-02-04 @NHKホール




尾高忠明 :指揮
宮田大:チェロ*

尾高尚忠:チェロ協奏曲イ短調 作品20*
パヌフニク:カティンの墓碑銘
パヌフニク:管弦楽のための協奏曲
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瀧廉太郎:荒城の月*



初聴きが2曲。
尾高尚忠:チェロ協奏曲
約40分の大作。現代(1943)の音楽だけどとても聴きやすい音楽だった。あまり「和」を強調することなく、独墺規格で勝負したのだろうか。宮田大は尾高忠明とこの曲を以前手掛けているそうだが、チェリストにとっては大変な難曲のように聴こえた。

パヌフニク:カティンの墓碑銘。
金管はチューバのみ。8分程度の小品だが、重苦しいこと。最弱音から徐々に音量を上げて打撃音で終わる。
作曲意図は、ナチス・ファシズムへの警鐘だったようだが、その後、カティンの森事件はスターリンによる内部粛清だったと判明したらしい。殺されカティンの森に埋められたポーランドの軍人など計2万2千人。いずれにせよ悲惨。

ルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲。
ルトスワフスキは何度か聴いているが、ほとんどこの作品ばかり。他には交響曲3番だけ。
東響-N響-東響-N響と2つのオケで繰り返し聴いた。
とても好き!とは言えないが、管/打鍵が大勢投入された大編成オケで俗っぽく刺激に満ちた音楽はけっこう面白い。

♪2023-021/♪NHKホール-02