2023-02-11 @みなとみらいホール
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
野田清隆:ピアノ*
尾高惇忠:ピアノ協奏曲*
ブルックナー:交響曲第6番イ長調WAB.106(原典版)
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尾高惇忠:春の足音*
先週、N響は尾高忠明から見て指揮で、忠明の父の尚忠のチェロ協奏曲を。今日は忠明の兄の惇忠のピアノ協奏曲を聴いた。6月東フィルも惇忠作品を取り上げるが、記念年だろうか?
尚忠と惇忠では1世代違うからか、音楽がだいぶ屈折的で、現代音楽撲滅協会参与としては楽しめなかった。ピアノの音はコロコロと輝いて魅力的。
オケの演奏は1曲目も良かったが、ブルックナー第6番はずっと良かった。
好きな音楽ではないけど(7番に対してらしいが、ハンスリック曰く『不自然におおげさで、病的で、破滅的である…』と書いているそうだ。全く6番も同様だと思う。)、合奏力は示した。弦はコンパクトな12型編成。良さびさにコンマスに就いた石田組長の好みを反映してか、細くて透明感を発揮。
管楽器も上出来で、管弦楽としてもの面白さは味わった。