2023-02-04 @かなっくホール
カシオペイア クァルテット
渡辺美穂:Vn1
ビルマン聡平:Vn2
村松龍:Va
弘田徹:Vc
シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調「死と乙女」D.810
モーツァルト:弦楽四重奏曲のためのアダージョとフーガ ハ短調 K.546
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第15番 ニ短調 K.421
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モーツァルト:ディヴェルティメントニ長調 K.136から第1楽章
カシオペイア クァルテットは、かなっくホールの専属弦楽四重奏団(SQ)だ。彼らの演奏を聴くのは今日で2回目だが、コンマス(元大フィルコンマス)以外は新日本フィルとN響現役なので顔馴染み。メンバーが楽しそうに和気藹々と演奏しているのはとても好感。
モーツァルト作品がアンコール含め3曲。それにシューベルト「死と乙女」。
今回の企画は短調を聴く事?
アンコール以外はすべて短調。
普通メインに据えられる「死と乙女」が何故1番手なのか?
最後に回すと短調だらけのコンサートが短調のまま閉幕するから…と説明していたが。
確かに、ニ短調(死と乙女)⇒ハ短調(アダージョとフーガ)⇒ニ短調(SQ15番)だが最後の1小節でニ長調に転調⇒アンコールが完璧にニ長調と、暗い調子が土壇場で明転する仕掛け。
だからどうってこともないのだけど。
2曲目のSQの為のアダージョとフーガはなんとなく馴染みはあったが、じっくり聴いたのは初めて。アダージョの重苦しさはモーツァルト作とは思えない。Fuga主題にモツの面影はある。こちらはテンポがいいのでこれもちょっとした明転だ。
仲良し4人組が久しぶりの本番を嬉遊する音楽で明るく幕。
♪2023-020/♪かなっくホール-02