2022-04-23 @ミューザ川崎シンフォニーホール
ピエタリ・インキネン[首席指揮者]
日本フィルハーモニー交響楽団
シベリウス:交響詩《エン・サガ》op.9
ベートーベン:交響曲第2番 ニ長調 op.36
ベートーベン:交響曲第4番 変ロ長調 op.60
神奈川フィルの沼さん音楽総監督就任記念式典はサボったので、今日は悠々間に合ったが、次回は怪しいな。
どうでもいい偶然だけど、神奈川フィルと日フィルの定期演奏会の回数が同じというのは不思議だ。
両方とも今日は第376回だった。みなとみらいホールが本格稼働した次の楽季からはズレが生ずるかもしれない。
シベリウスの「エン・サガ」はAギルバート+都響で聴いたのが最初で、好感を持った作品だ。
都響の時もそうだったと思うが、今日の日フィルも弦は16型。昨日の都響「英雄の生涯」も16型だったが、コロナ禍にあっては都響以外でこの編成を聴くのは久しぶりだ。
その大掛かりな編成の弦の響きのなんと美しいこと。
民謡風な調べは日本人にさえ郷愁を感じさせるのだからインキネンの望郷の思いもひとしおだったかも。
2日間で3オケを聴いた(実は明日もミューザ!)。
昨日の都響(文化会館)、本日マチネの神奈川フィル(県民ホール)とミューザではホールの響きがまるで違うが、その違いを考慮しても、日フィルの巧さが光った。
「エン・サガ」が実は一番良かった。
他はベートーベン・チクルスの再開で、今日は2番と4番。
個人的には1番に次いで聴く機会が少ない曲だ。
いずれも心地良く聴いたが、大編成曲の後では物足りなさもあった。
昨年11月のインキネンの日をダブりでパスしたので、2年半ぶりに拝顔した。元気そうで何より。