2022-04-03 @かなっくホール
Sp:吉府充希子
Fl:吉岡次郎
Vc:藤森亮一
Pf:横山美里
ラヴェル:ロンサールここに眠る
ルーセル:ロンサールの2つの詩
ルーセル:笛吹たち
ドビュッシー:シランクス
ドビュッシー:ビリティスの3つの歌
ドビュッシー:チェロソナタ
ラヴェル:マダガスカル島民の歌
主宰者本人も言う<自己満足的プロ>で、ラヴェル・ドビュッシー・ルーセルの作品のみ全7曲。
うち初聴きが5曲…というか、それらは存在さえ知らなかった。
しかし、プログラムには懇切な解説が添えてあり、MCを兼ねた主宰者でもあるソプラノの吉府女史の逐一の説明もあって、嫌味はなかった。
そのソプラノの出来はどうか?と思ったが、他のフルート、ピアノ、チェロはいずれも達者で、特にチェロの藤森氏(N響首席)の腕前を室内楽では初めて聴いたが、トリオを組んでいるというピアノの横山女史とのチェロソナタは、キビキビとして、実に新鮮な演奏だった。
シランクスを独奏したフルートの吉岡氏もドビュッシューが活躍した時代の楽器で演奏したが、この音をドビュッシーも聴いたのか、と思うとありがたさも加わって味わい深かった。
♪2022-048/♪かなっくホール-03