2021-06-25 @県立音楽堂
佐藤美枝子:ソプラノ
河原忠之:ピアノ
スキーラ:夢
ドナウディ:私の愛の日々/ああ、愛する人の
ベッリーニ:追憶
歌劇「ノルマ」から”清らかな女神よ”
歌劇「清教徒」から”あなたの優しい声が”
歌劇「カプレーティ家とモンテッキ家」から”おお、幾たびか”
歌劇「夢遊病の女」から”気も晴れ晴れと”、“ああ、信じられないわ”
----アンコール----
クルティス:勿忘草
カッチーニ伝:アヴェ・マリア
黒人霊歌:アメイジング・グレイス
ベテランの域だが、衰えは全く感じさせない。
大迫力の中〜高音域の迫力は歌う”人間兵器”の如し。
勿論超高域を繊細に歌う魅力も。
独唱会とあって、得意のベル・カント作家中心だった。
本篇9曲中初めの3曲を除けばすべてベッリーニの作品。
有名なのは「Casta Diva」だけ。
その他は聴いた事はあるが馴染んでいないものばかり。
でも、それでよし。
彼女の得意な曲を聴きたかったから。
アンコールでは昨年も歌った勿忘草等有名曲でサービスも。
ピアノ伴奏が河原忠之。
そのPfの音が素晴らしかった。
カーンと抜ける明るくて明瞭な音。
音楽堂の響の良さを歌とPfで堪能できた。ホンに良いホールだ。
で、思い出したのが、先日の東フィルのラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲。
上原彩子の演奏が見事だったが、惜しいのはサントリーホールのピアノの響。いつも暗くて弾まない。
♪2021-060/♪神奈川県立音楽堂-05