2021年6月18日金曜日

東京フィル第954回サントリー定期シリーズ

 2021-06-18 @サントリーホール


尾高忠明:指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
上原彩子:ピアノ*

ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲*
ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調 Op.27
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ラフマニノフ:10の前奏曲 作品23 から
 第4曲 ニ長調 アンダンテ・カンタービレ


東フィルは2-3月が休演。先月は僕が休んだので、1月以来という久しぶり。尾高忠明+上原彩子によるラフマニノフ尽くし(上原のアンコールも)。これが熱かった!


パガニーニの主題による狂詩曲では専ら上原のピアノの美技に聴き惚れていたが、途中で東フィルの巧さに気がついた。


両者よく溶け合い、噛み合い、見事な出来栄え。


<パガニーニ>の主題と第7変奏以降登場する<怒りの日>の主題はその後もいくつかの変奏に形を変えて紛れ込み、18番変奏で震えがくるような抒情性を堪能させてからはひたすら最終変奏のクライマックスへと駆け上がる。


そのアクロバティックな演奏と音楽に、手に汗握る思いで聴き入った。


メインの交響曲第2番はラフマニノフの交響曲全3曲中では一番演奏=聴く機会が多いとはいえ、そう頻繁に聴く曲ではないのに第3楽章の胸をかきむしられるような哀感溢れる旋律は何故身体に染み込んでいるのかな?

ピアノ協奏曲はいろんな映画などで取り上げられているが、この旋律にその記憶はないのだけど何やら懐かしい。


弦の編成は12(10-8-8-6)型と中規模だったが、パガ狂といい2番といい、そもそも派手な音楽ではあるが、東フィルの管・弦・打・楽の華やかさ、アンサンブルの厚み、呼吸の良さなど、オーケストラ音楽の面白さを十分に味わった。


先日の読響同様、一人もマスクをしていなかったのも嬉しい。


♪2021-057/♪サントリーホール-07