2019-12-20 @みなとみらいホール
北村朋幹:ピアノ
【第2部】
ブラームス:6つの小品 Op.118
ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1
ブラームス:4つの小品 Op.119
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ラッヘンマン:「子供の遊び」から第7曲「影のダンス」
みなとみらいホールのクラシック・マチネは2部・2公演でどちらか一方を購入しても、両方聴いてもいいが、通しだと元から安い料金がなお安くなり、年間セット券を買うとさらに安くなる。僕はセット券組だ。なので、いつもは第1部から聴いているが、今回は寝坊して間に合わず2部から。
北村朋幹はこれまでオケとの共演や室内楽で何度か聴いていたが、ソロは初めて。
プログラムは両部ともブラームスがヴェーヴェルンorベルクを挟む構成で、楽しみのブラームスは3つの間奏曲集などは1部で聴き逃したが、6つの小品、4つの小品を聴いた。いずれも曲集として聴く機会の少ない作品なので満足。
それにしても、愛想のない青年である。1セットが終わっても客席に顔を向けず、客席も拍手もして良いのかどうか迷う。
パラパラの拍手を聞きながらもう次の作品に取り掛かり、以下同様。流石に最後は立ってお辞儀をしていたように思うが。
まあ、演奏家に愛想の良さは求めないけど、拍手は受けるべきだ。
このシリーズは、大抵演奏者がマイクを持って曲の説明をしてくれたりするが、それもなく(1部は?)、ひたすら孤高の求道者の如しであった。
アンコールが聴き慣れぬ作曲家の作品で、ピアノ線に何か挟んで、高音部の1つのキーをひたすらリズミカルに叩きつけるだけ。
プリペアド・ピアノの一種なのだろう。しかし、これって音楽じゃないぞ!と保守的な僕は思う。
♪2019-213/♪みなとみらいホール-58