2019年12月19日木曜日

新日本フィル「第九」特別演奏会<第九⑥>

2019-12-19 @サントリーホール


大友直人:指揮
新日本フィルハーモニー交響楽団
栗友会合唱団(合唱指揮=栗山文昭)

ソプラノ:砂川涼子  
メゾ・ソプラノ:加納悦子
テノール:藤田卓也(笛田博昭の代役)
バス:妻屋秀和
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安住素子:オルガン

【第1部】〈オルガン独奏〉オルガン=安住素子
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
ベートーベン:音楽時計のための5つの小品 WoO33から スケルツォとアレグロ
【第2部】〈第九〉
ベートーベン:交響曲第9番ニ短調「合唱付き」作品125

昨日に続いてサントリーホールで新日フィルを数列後ろの同番号席で聴く。
ソプラノが我がマドンナ砂川涼子というだけで嬉しいが、全体としても期待どおりの出来栄えだった。
合唱団(栗友会)もこれまで5団体聴いた中で高域が一番良く出ていた。
その合唱団の前にオケが並ぶので、やはり管の歯切れは今一つだったが。

これは新日フィルだけでなくどのオケでも同様。

第九はあと4回残っているが、合唱団をP席に並ばせるの(が可能な)はサントリーのN響だけだ。人垣の前と反響板の前で管の音色がどう変わるかしっかり聴いてみよう。

この共通問題を除いて、今日も新日フィルは高水準の演奏だった。すみだトリフォニー、みなとみらいホール、サントリーホールとどこで聴いてもまず外れがない。

指揮の大友氏は滅多に聴かないけど、これまた正統派の第九だ。もし音楽監督の上岡氏が振っておればきっとタダでは済まない演奏になったろうに、ちと残念。
欲を言えば、終楽章の低弦のレシタティーヴォ、前半の呼吸が少し乱れたやに聴こえたが。
今日は事件・事故もなく、安全・安心の第九だった。

♪2019-212/♪サントリーホール-10