2019-12-06 @みなとみらいホール
川瀬賢太郎:指揮
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から“第一幕への前奏曲”
B.A.ツィンマーマン:ユビュ王の晩餐のための音楽
ムソルグスキー(ストコフスキー編):展覧会の絵
ワーグナーとムソルグスキーの間に置かれたツィンマーマン「ユビュ王の晩餐のための音楽」が初聴き。全篇自作多作の引用で出来上がっているという。パッチワークのような作品だ。
変形しているが馴染みの音楽がちょっとずつ埋め込まれている。冗談音楽のようなものだ。
そこに、ワーグナー「マイスタージンガー前奏曲」もムソルグスキー「展覧会の絵」も埋め込まれてこの作品が前後両者を繋ぐ仕掛けだ。
「展覧会の絵」はラヴェル以外に色々編曲があるがナマオケではヘンリー・ウッド編。変わり種はEL&P版も渋谷公会堂のライヴで聴いた。今日はストコフスキー版でこれもだいぶ昔に聴いたことがある。
ラヴェルは管弦楽技法の名手だが、一方ストコフスキーはオケの響を知り尽くしているからには面白くない訳がない。
第一、ド派手で楽しい。
4管編成にHr8本。オルガンも加えて壮大な絵巻物に仕上がっている。
因みにヘンリー・ウッド版はかなり変わった編曲だったと記憶している。
♪2019-198/♪みなとみらいホール-56