2018-07-24 @ミューザ川崎シンフォニーホール
ロレンツォ・ヴィオッティ:指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
小山実稚恵:ピアノ*
ラヴェル:道化師の朝の歌
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調*
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ドビュッシー:交響詩「海」
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ラヴェル:マ・メール・ロアから第5曲「妖精の国」(小山実稚恵とヴィオッティの連弾)
フェスタサマーミューザ第3回め。
今日は、前回のドイツ音楽集と打って変わってフランス音楽集でラヴェルとドビュッシーを各2曲。
中1日で同じ席でオーケストラ作品を聴くと、時代の変化や作曲家の個性による管弦楽技法の違いを明瞭に感ずる。
指揮は好漢L・ヴィオッティ。新国立の「トスカ」でも喝采を博したがニコリともしない28歳!
ラヴェルのPf協奏曲は小山実稚恵。
颯爽と弾いているを見ると大家のオーラを感じさせる。
アンコールはヴィオッティとまさかの連弾に会場は大いに沸いた。
「牧神」ではフルートやコンマスのソロの音が小さくて不満だったが、「海」ではドイツ音楽とは異趣の多彩な管弦打楽を堪能。
第2回の新日フィルの弦楽合奏が分厚くて力強かったが、今回はオケの能力の問題ではなく、音楽自体のオーケストレーションが根本的に違う(管打楽器の役割が相対的に高い)ので弦楽合奏の響の快感は無いのだけど、これはこれで色彩感のある管弦楽の面白さを楽しんだ。
♪2018-089/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-07