2016年10月15日土曜日

神奈川フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会みなとみらいシリーズ第323回

2016-10-15 @みなとみらいホール


オッコ・カム:指揮
神奈川フィルハーモニー管弦楽団

シベリウス:交響詩「フィンランディア」Op.26
シベリウス:交響曲第7番ハ長調Op.105
シベリウス:交響曲第1番ホ短調Op.39
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アンコール*
シベリウス:組曲「カレリア」から「行進曲風」

コンサートで取り上げられるシベリウスの交響曲は圧倒的に第2番。ほんの数回ずつ1番と5番を聴いたことがある。
また去年がシベリウスの生誕150年だったので、組曲や小品など色々聴いたが、今年はその反動でシベリウスが演奏されるのは稀だろうと思っていたが、今日はアンコールを含んでシベリウス尽くしだった。

全く知らなかったが、指揮のオッコ・カムがフィンランド人で、指揮者としての活動も客演は別とすればほとんどフィンランドのオーケストラだ。それもブロムシュテットやマリス・ヤンソンス、アンドレ・プレヴィンなどとならんでオスロ・フィルの音楽監督にも就任しているのだから、僕が知らなかっただけでかなりの大物なのか。
そういえば、終演後のボラボーの歓声や拍手の大きさは、観客の中にはよく知っている人がいたんだろうな。

ま、そんな訳で、いわば正統派のシベリウスを聴かせてもらった訳だ。

交響曲第1番はナマでも聴いたことがあるものの7番は初めてだったので両方とも何度かCDで耳を馴染ませておいたが、その効果はあまりなかったようだ。
ところどころにシベリウス印を聴き取れるが、あまり迫ってくるものは感じなかったは、シベリウスのせいでもオッコ・カムのせいでもなく、僕の準備不足だったのだろう。

神奈川フィルはなかなかの熱演で不満がなかった。

♪2016-142/♪みなとみらいホール-38