2014年4月9日水曜日

気軽にオペラ!セビリアの理髪師

2014-04-09 @みなとみらいホール小ホール


指揮&チェンバロ:田島亘祥
演出:今井伸昭

フィガロ:池内響 ロジーナ:佐藤篤子 伯爵:新海康仁 バルトロ:志村文彦 バジリオ:東原貞彦ベルタ:福間章子 ほか
ピアノ:朴令鈴
舞台監督:渡邉真二郎(ザ・スタッフ)

総合プロデュース:池辺晋一郎

ロッシーニ作曲 歌劇「セビリアの理髪師」
全2幕・原語(イタリア語)上演・日本語字幕付


「横浜みなとみらいホールでは、2009年より当館館長の池辺晋一郎の提唱により"気軽にオペラを楽しんでもらおう"をコンセプトに、舞台美術・道具などを簡素化し低料金の入場価格を設定した、小ホール・オペラシリーズを展開しています。
豪華な舞台装置はなく、ピアノと簡単な小道具があるだけのステージ。舞台との距離が近いため、観客は歌手の表情や細かな動きも肉眼で見え、息づかいまでも聴くことができます。」
とは、みなとみらいホールのサイトのアピールだけど、今回はじめて出かけて、なるほどそのとおり、と大いに納得し、楽しんだ。
何と言っても最大で440人しか収容できない小ホールなので、どこで聴いてもさほど不満はないけど、今回は早めに申し込んだのでとりわけ良い席に座ることができた。

この会場では数え切れないほど聴いているけど、最近になって、音響の良さをつくづく感じている。ホール全体が楽器のように鳴っている。

歌手はもちろんマイク無しだが、その声量の大きいこと。
伴奏はピアノとチェンバロ各1台だけだけど、慣れてしまえば何の違和感もない。

こんな小ホールでオペラを安価で間近な席で聴けるなんて、本当にありがたいと思った。

歌手たちは初めて聴く名前ばかりだから、一流というのではないかもしれないが、みんな上手だった。
ピアノ伴奏を1人で全曲通したピアニストもすごいものだ。

物語は、モーツァルトの「フィガロの結婚」の前日譚。
METのライブビデオを持っているので、大体は承知していたけど、実におかしい。

それにしても、強欲で好色なバルトロが自分に非があるとはいえ、寄ってたかって散々な目に合わされるのは気の毒なことだ。

♪2014-27/♪みなとみらいホール14