2014年4月24日木曜日

第183回オルガン・1ドルコンサート:夜も1ドルコンサート

2014-04-24 @みなとみらいホール



浅井美紀:Or

●R.ワーグナー=F.リスト:歌劇《タンホイザー》 より 巡礼の合唱
●J.S.バッハ=N.ロースソーン:《狩のカンタータ》 BWV 208 より アリア「羊は安らかに草を食み」
●(伝)J.S.バッハ=L.ヴィエルヌ:《フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ 変ホ長調》 BWV 1031 より シチリアーノ
●J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ホ短調 BWV 548
●R.ワーグナー=T.デュボア:歌劇《ローエングリン》 より 第3幕への前奏曲~婚礼の合唱



年間8回開催されるオルガン・1ドルコンサートは、通常は昼間だけど、うち3回は夜も同じプログラムで開催される。
予定では昼間行くつもりだったが、急な用もあって、夜に変更した。そろそろ、夜のコンサートも良い感じの気候になってきた。

1ドルコンサートは、その名のとおり料金は1ドル又は100円で、消費税率のUPにもかかわらず据え置かれている。しかも、小銭入れを持ち歩かない僕にとっても好都合なことに電子マネーでも支払える。

大ホールのパイプオルガン「ルーシー」(愛称)を使って、一人100円では費用も回収できないのではと思うが、そこはみなとみらいホールの公益財団たる所以だろう。また、近辺の飲食街とタイアップしているので協賛金などが入るのかもしれない。
何にせよ、安価でパイプオルガンが聴けるなんてありがたいことだ。

演奏者は、多くの場合、みなとみらいホールが受け入れて育てるオルガニスト・インターンシップを修了した、いわばプロの卵のような人たちだけど、みんなうまい、というか、ミスタッチでもあれば別だけど、そんなこともないのでうまいのだろう、と思っている。
今日の浅井さんは第1期修了生だ(現在第11期)。
多くのオルガニストにとって、パイプオルガンはなかなか演奏の機会がないと思うが、こういう機会を作って演奏家を育て、聴衆も楽しませる企画はとてもいい。

今季、8回のコンサートを通底するテーマは「ルーシー、ひとりオーケストラ+バッハ」ということで、パイプオルガンの多彩な音色を駆使してオルガンだけでオーケストラのような響を創りだそうとしている作品とバッハの作品を組み合わせるというもので、4曲目の「前奏曲とフーガ ホ短調」以外は、非オルガン曲の編曲だった。
2曲めは初めて聴く曲だったが、それ以外は馴染みの曲ばかり(と言っても、オルガンで聴くのは初めて。)。

どれも楽しめたが、やはり、はじめからオルガンのために作曲された「前奏曲とフーガ ホ短調」が一番心地よかった。

このコンサートでは、いつもオルガニスト自身がマイクを持って曲の説明をしてくれるが、今日はシーズンの最初だからか、最初に司会者(ホールオルガニスト)からパイプオルガンの構造についての説明があった。
それ自身珍しいものでもなかったけど、説明用に登場した、昔の小学校にあったような足踏みオルガンがキュートだった。「スージー」という名前も付いているそうで、音色は1種類だけだけどレトロな響だった。ルーシーは家に入らないが(ルーシーの中に家が入る。)、スージーなら部屋に置ける。欲しい




♪2014-34/♪みなとみらいホール-17